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#76 鯨墓・夏みかん原木

山口県 長門市 青海島





2017年


青海島は橋で結ばれている長門市の島。周囲約40キロの小さな島ですが、荒波の日本海に面して洞窟や奇石、断崖が多く「海上アルプス」と呼ばれています。

くじら資料館は古くから捕鯨がさかんだった青海島の通(とおり)で行われていた古式捕鯨に関する資料を保存、展示する資料館です。隣接する石段を上ったお寺に鯨墓があります。

「延宝7年(1679)、通・向岸寺の五世賛誉(さんよ)上人は、隠居所の清月庵(せいげつあん)に観音堂を建立して、捕獲した鯨の回向(えこう)を始め、元禄5年(1692)には、鯨組網頭(くじらぐみあみがしら)の手によって鯨の胎児の墓を建立した。墓は花崗岩でつくられ、高さ2.4m、幅46cmである。墓の背後には、明治時代までの200年以上にわたり、鯨の胎児70数体が埋葬されている。」

大日比(おおひび)夏ミカン原樹「わが国の夏みかんの原樹といわれる木で、史跡と天然記念物に指定されている。安永年間(1772~1780)に、西本チョウという女性が浜に流れ着いた種子を持ち帰り植えたと伝えられ、今も西本家の庭で秋~冬に黄金色の実を付ける。ほのかな芳香をもつ白い花は山口県花に指定されている。萩の夏みかんもこの木から接ぎ木されたものだ。」

所在地

​山口県長門市通 671-17(くじら資料館)

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くじら資料館  https://kujira-nagato.com/

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くじら資料館

夏みかん原樹



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