山口県周防大島から広島県宮島
知り合いの元神主さんの特別なお計らいにより、伝統的な宮島の神事「御(お)とぐい式」を船上から鑑賞するために大島から宮島への船ツアー(約20名)の企画に参加できました。 瀬戸内海の島々を眺めながらの素敵な旅。途中阿多田島に立ち寄りました。生まれ故郷の大島をこんな方向から眺めるのは初めてでした。
残念ながら今回は広島市内でG7が開催されていたため海上警備が厳重で、船で近くまで寄って式典を見ることはできませんでしたが、神社で祈る神職の方々の姿は遠くから観察することができました。 (2023年5月15日)
「おとぐい式」は宮島で最も重要かつ本格的な儀式の一つです。 宮島の裏にある養父崎裏(やぶさきうら)神社の前の海上に浮かべた台に団子が供えられます。カラスが飛んできて団子をくわえて神社へ向かえばその年は豊作が期待できます。また、この神事に参加すると幸運が訪れるとも言われています。