広島県 北広島市 大朝(おおあさ)
1933年に操業されいったん幕を下ろした歴史ある北広島の酒造は・・・創始者の曽孫によって見事に復活しました。
2022年8月、友人の勧めでこちらを訪ねる機会がありました。4代目当主で社長の福光さんに出迎えられ、敷地内を案内していただきました。入り口のドアをくぐるとグランドピアノが置いてある店内、ダイニングエリア、大きなスクリーンと子供用のブランコのある公共スペース、こざっぱりとした日本庭園、醸造の作業場と道具・・隅々まで趣があり、古い建物をなるべくそのまま利用した自然の素材の中で、身体の中から落ち着く空間でした。その後は福光さんが栽培するブルーベリー畑に移動してブルーベリ狩りに。 リフォームをはじめ数々の企画、畑仕事、商品の開発や販売・宣伝をお一人で担っておられるようで、一人の人間がこんなに働くことができるのかと感銘を受けました。地域を活性化し、人と人をつなぐことにも尽力しておられます。いずれは宿泊施設も併設するご予定だとか。帰宅後、「どぶろく」を堪能させていただきました。今度は神楽を楽しんだり、大朝(おおあさ)の散策も兼ねてまた訪れたいと思います。
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以下は福光酒造のウェブサイトより ↓
蔵元挨拶:
広島 大朝復活の酒蔵
私は福光酒造の四代目蔵元、福光寛泰と申します。 弊蔵は広島市の北40キロ、北広島町大朝にございます。 島根県との県境で標高も高く、町内には4つのスキー場がございます。 県下有数の米どころでもあり、良水にも恵まれて、昔から美味しいお酒が出来ます。 お酒の原料の米、ブドウの栽培から始まり、濁酒(どぶろく)、葡萄酒の醸造、瓶詰め、ラベル貼りなど、たくさんの素晴らしき仲間たちの支えがありましてようやく完成しました。 社員は私一人ですので至らぬ点も多々あるかと存じますが、酒蔵、そして地域を元気にするため、精一杯頑張る所存です。 ご贔屓の程、どうぞ宜しくお願いいたします。
四代目
福光寛泰
福光酒造の歴史:
福光酒造株式会社は昭和8年(1933年)に、明治6年(1873年)創業の高杉酒場を継承し、同場所同酒蔵で日本酒醸造を営んできました。旧大朝町内での販売が主体で、祭りや冠婚葬祭、有名な神楽でも地酒「朝光」(あさひかり)は欠かせないものでした。 平成18年春、蔵元杜氏でもあった三代目が病で倒れ、73年の歴史に幕を下ろしました。それと共に日本酒の酒造免許も国に返納しました。 それから9年後の平成27年、福光酒造創業者の曾孫にあたる福光寛泰が、岩国市の村重酒造株式会社を退社して、福光酒造株式会社四代目蔵元に就任しました。それから地域の仲間や地元大学生の力を借りて、9年間放置され荒れ果てていた酒蔵の掃除を開始します。蔵の修繕、改修をし、さらに新規の酒造免許取得を始めます。 日本酒の酒造免許取得はハードルが高いため断念。町が有していた特区免許で「どぶろく」と「ワイン」を造ることに決定し、直ぐに町内でブドウ栽培を開始します。平成31年4月27日、4年の準備期間を経て「どぶろく」と「ワイン」が完成し、福光酒造は13年ぶりに復活いたしました。
住所 | 広島県山県郡北広島長大朝2441-1 |
連絡先 | 090-7129-2767 |
ウェブサイト | https://www.asahikari.info/ (オンラインショップ有り) |
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大朝の情報 |